DVD:森本クリスティーナ、森田健作、小川真弓、ほか
販売元:ギャガ・コミュニケーションズ
価格: ¥ 4,935
二〇〇六年の八月十五日のことである。靖国神社を夫婦で参拝ののち、現在の日本には何かがかけている、、、との思いを胸に新宿へ出向いた。そこで本映画“I am 日本人”を鑑賞したのである。最初は、失礼だが、正直いって大きな期待はしていなかった。ところが、ここには、私達がずっと引きずってきた“その答え”がいみじくも描かれていたのだった、、、そして感動の嵐とそののちの余韻、、、。たった三年間の米国生活ではあったものの、その中で“漠然とだが、しかし確実に頭をもたげてきた祖国に対する違和感”が、滞米の時そのままに強烈な“現実感”をもって思い出されたのである。本作全編にわたって、まさしく熱く語られていたストーリーとともに映画館をあとに、拙宅への帰途についた。その間われわれ夫婦は小田急ロマンスカーの中、ビールを片手に至福の時を過ごしたのだった。本当に満足した、そう、大きな、大きな幸福感に包まれたのだった。と同時に、この素晴らしい日本というかけがえのない祖国のために、微々であろうがそうでなかろうが、何らかの貢献したいとの想いを強く、かつ新たにした瞬間であった。これを製作された森田健作さん、主人公で奔騰されたクリスティーナさん、そして出演者の方には心より賛辞を送りたい。清々しい、本当に素晴らしい映画であった。名作として、将来、今は決してそうとは考えられてはいないとしても、本作はその名を日本映画の歴史に必ず刻むに違いない。全国の著明映画館、いやミニシアター系、いや小学校の教育鑑賞会などで、ぜひ再度ロードショーしてほしいですね。いや、それではとても待ちきれない。このDVDをさっそく購入するとしよう(笑)。到着が楽しみでならない。
非武装中立論 石橋 政嗣著
¥ 1,890(明石書店; 復刊版 (2006/09)
本著はユートピアン・敗北主義者による復古書である。1980年当時の戦後自虐史観一色の、してサヨク(否左翼)跋扈する当時局を鑑みるに、原著自体の発刊については今更毛頭全く否定するつもりはない。だが、現行の混沌たる世界情勢の中、中国をバックに北朝鮮が核をして米国を翻弄、中東ではイラクが核無保有であったが故に殲滅、テロリスト蔓延る不毛の土地と成り果てたこの時世に“だからこそ再刊行の意義がある”と説く著・編者の思考はもはや一般の人々の理解の域を遥かに超えている。原著より「第一に、凶器をもって押し入ってくるのは、空巣やコソ泥ではなく、強盗だということです。強盗は、鍵がかかっておろうとおるまいと、錠前などは打ちこわして侵入してくるのであります。強盗に押し入られたとき、私たちは“抵抗せよ”と教えたり、教えられたりしているでしょうか」故に非武装中立となるのだが、今まさに世界最強国がこれを平然とやってのけているのを見るにつけ何をか言わんやである。なのに「私は、こういう人たち(注:国防の重要性を説く者)には誤解を恐れず、思い切って“降伏した方がよい場合だってあるのではないか”ということにしています」なのだそうだ。ここには自主独立の気概すらなく、ただひたすら醜い負け犬根性が露呈されてやまず、反米これ著しく、旧ソ連、中国、北朝鮮への信頼は篤い。ここで想起されたい。北朝鮮を友邦とする余り、拉致事件を先方へ愚かにも照会したが為に、一部拉致同胞に待っていたのは証拠隠滅としての死、また彼らが政権与党にあった、阪神・淡路大震災起こりし季節、合憲である自衛隊の初動派遣を怠たり、結果数千名の尊い命を奪いやりし償いはいずこなりや?自国民を最後の一人まで守るのは、美辞麗句の薄淡いサヨクの輩か、あるいは保守本流の旗を掲げる者達か?よくぞこの混沌たる時世にあって再刊して頂いた!その意義をもって星五つとする。